こちらは『刳物』と言って、「ノミ」や「カンナ」と呼ばれる木工用の道具などを使って、手で木を刳り抜き、形を削り出し、黒漆を塗って仕上げています。 表面に彫った跡が残っていて、手仕事のぬくもりを感じられる美しい作品。
材質の栗は持った時に程よい重さを感じるよう硬めの木を使っていらっしゃるとの事。
茶箱用の箱をとお願いして作っていただきましたが、そのイメージを共有するのにお送りした茶箱の写真が中沢さんが修行をされていた工房の作品で、ちょうどその茶箱を作っている時に働いていらっしゃったとのことなのです!私は中沢さんの経歴を知らないままお願いしたのですが、こんなご縁もあるのだなあとびっくり、そして嬉しかったです。
中沢学作 黒漆楕円箱
(外寸)直径18.7cm,高さ12,9cm
(内寸)直径16.7cm,高さ9.5cm(高さは蓋の下がっている部分を除いています。)
*中の道具はイメージで含まれません。箱のみの販売です。
中沢 学
空間に調和して乗せる物や納める物を引き立てる物を目指して制作しています。
1991 長野県に生まれる
2013 京都伝統工芸大学校 卒業
2014 木工藝佃 佃眞吾氏に師事
2017 信州に戻り家具メーカーに入社
2022 生まれ故郷の坂城町にて独立