『紫蓮さん』の作品を見ていると、この色はどこで見たのだろうと考える。
いつかの澄んだ空気の中のキラキラと光る水、お散歩で見た庭に咲き誇る花の色、
優しく静かな湖の色、心震わせた絵画の色・・・。記憶の中の景色と繋がっていく。
きっとこの器を使うことによって、新しい景色になり、記憶になっていく。
『紫蓮さん』が美しい色を出す為に、何度も何度も失敗と成功を繰り返し生まれてきた色は、独自に研究した釉薬でとても繊細で、何度も色を重ねて焼いています。
同じように焼いても違う色になったりする為、全て一点ものです。
こちらはFree cupです。
飲み物はもちろん、デザートや、お料理にもつかえて便利な器です。
『紅蓮』と名付けられた色合い。
水面に広がる蓮の葉が風に揺れ、そのあいだからふと現れる赤い花。
深く華やかな紅から、やがてやわらかな淡い色へと移ろっていきます。
ひとつの花の中に、幾重もの表情が宿ります。
紫蓮さんの『紅蓮』は、そんな蓮の花の記憶を映した色。
釉薬の流れとともに広がる景色は、
まるで水面に咲く花を、そのまま器の内に写し取ったかのようです。
直径10.5cm, 高さ8.2cm,
容量: 約200cc (7分目)