野田里美さんの銀花菓子器です。
蓋に可憐な花弁が施されて大人女子は大好きですよね。今回は蓋がドーム型になっています。
一枚一枚花びらを手でつけて制作しています。銀彩が施されていますので、手入れをしながら、器が育つ様子もお楽しみ下さい。

昨年のテーブル茶道展でも野田さんの菓子器があったのですが、お買い求めくださったお客様が素敵な使い方をなさっていましたご紹介を。
そのお客様は、少しずついろんなお料理を豆鉢などに入れたりして松花堂弁当のように使われていました。菓子器→茶道と考えてしますと、一通りの使い方しか思いつかないのですが、お料理を入れてもいいのね、と思うと使う機会も多くなり、何に使おうかと考えるのも楽しいですね。



直径21.3cm,高さ6.6cm,蓋をして高さ10.5cm





銀彩が施された器は『育つ』器です。
使っていくうちに経年変化があります。
少しずつ変わっていく様を『景色』と呼び、それを愛でます。
使う人と共に過ごす『時間』を愛でるのです。

美しく育つには少し手間がかかります。
その手間を豊かな時間と捉えて、丁寧に暮らす。

その器が丁寧に暮らす そのひとつになれたら幸いです。

と野田さん。