益子で暮らしの器を製作されている『吉澤直樹さんの輪花7寸リム鉢』です。
吉澤さんはお父様も益子で伝統工芸の仕事をされ、お母様は美大の油絵科を出られたという
環境から小さい頃から美しいものに触れられ、育まれた感性や思考から、
素材や、製作過程で遭遇する自然現象、自然や植物などから貰うインスピレーション等を通じて、
『本質的な器作り』とは何かをいつも心に問いながら作陶されていらっしゃいます。
こちらは益子の粘土を使い、釉薬も益子で産出される原料を使いながら、
新しい釉薬の表現を試みられた作品。
輪花7寸リム鉢・Aは今回入荷の輪花7寸鉢の中では艶があり
萌黄色から菜種色のような少し黄みかかった緑の中に、抹茶色のような深い部分の濃淡があります。
輪花の縁取りが立体的に施され、その部分の釉薬が濃く出ることにより
一層表情が豊な器になっています。
輪花のお鉢はひとつあることで、テーブルが華やぎます。
サイズ:直径21cm,高さ4.9cm
吉澤直樹さんの経歴や、器への想いはブログに綴っております。
https://ameblo.jp/izumo-utsuwa/entry-12733813800.html