小原ゆかり | 黄銅輪花茶筅筒・大 (茶筅なし)
真鍮の板を筒状にロウ付けした後、上部を金槌で叩いて広げ、丁寧にヤスリをかけながら五弁の花の形に整えています。
側面に施された葉の形の透かしからは、茶筅を入れると縞模様が浮かび上がるという、遊び心のある意匠。
花弁には鎚目を残し、タガネで模様を刻んでいます。
仕上げは、金色をやや強めに残したいぶし仕上げ。花の部分はさらに深みのある色合いに。
いぶし銀や漆の黒とも美しく調和するよう、明るめの金色に仕上げられています。
茶箱を開けるたびに、小さな花に出会うような楽しさを感じさせてくれる茶筅筒です。
※指紋などによる変色が気になる場合は使用後に柔らかい布やティッシュで乾拭きしたり、中性洗剤で水洗い洗し脂を落としてから水気を拭き取って保管いただくと、最初の状態を長くお楽しみいただけます。
多少の色が付いてしまっても、重曹に軽く水分を含ませて手や脱脂綿、柔らかいスポンジなどで擦ると落とすことができます。
サイズ:直径3.9cm,高さ10.2cm
銅製
茶筅は付きません。筒のみの販売です。
小原 ゆかり|Yukari Ohara
小原ゆかりさんは、東京学芸大学で多様な素材にふれる中で金属に魅力を感じ、金工の道へと進まれました。金槌ひとつで平らな金属板が立体に変わっていく、その手応えに惹かれたと言います。
大学時代に出会った茶道は、その後の制作にも大きな影響を与えました。五島美術館の茶会で出会った金工の茶道具師・長谷川まみさんや、一望斎春洸(長谷川竹次郎)氏の作品との出会いが、茶の道具を作るきっかけとなりました。
現在は、自宅に設えた茶室で身近な人とともにお茶を楽しみながら、日常に寄り添う道具づくりを続けています。現代の暮らしにも、古い道具にも調和する金工作品が、静かなお茶の時間をそっと引き立ててくれます。