こちらの数寄屋袋は『野蚕(やさん)』のシルクの布を染めています。
『野蚕』とは家畜化された家蚕に対して、山や野原で自然に生育しているカイコを言います。
『野蚕』でおられた布は凸凹があります。
この凸凹の布に鑞付けして染めるには高い技術が必要で、最初は職人さんから抵抗があったそうです。衰退していくジャワ更紗をなんとか残していくために『生き延びるには他の人と同じことをしていてはダメ』と職人さんを説得したそうです。そうして染め上がった野蚕の布は、独特の趣があります。

Reisiaさんのジャワ更紗は、分業で仕事をしています。村ごとに得意とする技が異なり、デザインを決める『下絵師』、デザインの中の細かな鑞付けをする『イセナン』、『伏せ蝋』をする『テンボッカン』、色を染める『イセナン』という作業を、それぞれの村に運び専門の職人が行なっています。藤井さんが現地のスタッフに細かな指示を伝えて、それを理解してもらい、
Resiaさんオリジナルの作品が生まれてきます。

インドネシアに住むようになってジャワ更紗の美しさに魅了され、何としてもこの美しい布を作り続けて欲しいという思いからReisiaをスタートさせた藤井さん。

藤井さんの想いとジャワの職人さんが心込めて作った更紗が数寄屋袋となりました。


『青昇』と名付けられたこちらの数寄屋袋は「白地にすっきりとした青の葉が伸びた様子が『万年青(おもと)』を連想される更紗です。
万年青は長寿や健康と司る縁起のいい植物と言われています。
万年青の『青』と空に『昇』るという印象から『青昇』と名付けました。」
と藤井さんのメッセージです。

白と青で爽やかな印象ですね。

手描きジャワ更紗 Reisia 数寄屋袋 『青昇』
サイズ:22.5cmX13.8cm, 22,000円(税込)